現存する日本で最初のラーメン提供店

 それは言うまでもない。横浜中華街にある「聘珍楼」だ。

聘珍楼公式サイト

 創業は明治18年のこと。実はもっと前に創業した店があるようだ。横浜中華街公式サイトによれば『初めて中華料理店の記述が出てくるのは明治3年度版の人名録。49番地「ウォン・チャラー」、81番地「アー・ルン」の2軒が“チャイニーズ・イーティング・ハウス”として登場します。その後も記録は少なく、1887年(明治20年)には10軒になります』とある。ただ、現存する店舗としては聘珍楼であることに間違いはなかろう。


 横浜に勤務するようになっていろいろ調べたのだが、横浜中華街には明治時代から続く店が多い・・・と思っていた。実は歴史のある店はそれほど多くないそうだ。大正12年(1923年)9月1日の関東大震災で横浜は甚大な被害を受けた。また昭和20年(1945年)5月29日の「横浜大空襲」でも大変な被害が出たそうで、店を継続できないことが多かった。そのため太平洋戦争以前からある店は、聘珍樓のほか、萬珍樓本店など、調べた限り10店舗に満たない。


 それもまた、意外な歴史だ。

 



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